オリーブオイルというと料理に使う食用のイメージですが、実はスキンケアにも使える万能なオイルだということをご存じですか。
それは、肌に塗って使う「オリーブオイル美容法」というものです。
しかし、食用オリーブオイルは肌につけてもいいのでしょうか。
そこで、この記事では、食用オリーブオイルは肌につけても良いのか、また、オリーブオイルを使ったスキンケア方法をご紹介します。
食用オリーブオイルは肌につけても良いの?
食べるオリーブオイルは、肌に付けても良いのでしょうか。
答えはYESです。
ただ、オリーブオイルを肌に塗る際、いくつか注意点がありますので、ご紹介します。
オリーブオイルと肌は相性抜群!
エキストラバージンオリーブオイルの特徴の1つが、オレイン酸(オメガ9)という不飽和脂肪酸の含有量、品種によりますが、65〜80%以上もあるのです。
肌の表面のすぐ下にある角層と呼ばれる部分には、細胞と細胞の間を埋める「細胞間脂質」という所があります。
実は、この細胞間脂質の約40%がオレイン酸なのです。
オレイン酸は肌の自然な成分を含むので馴染みやすく、また水分を抱え込む特徴もあるので、潤い保持にも役立っています。
肌に使っても良い食用オリーブオイルは?
オリーブオイルが肌に良いことは納得して頂けたと思います。
しかし、食用のものを肌に使うのはどうなのかというのは、自然な疑問ですよね。
オリーブオイルの効果を肌に取り入れるなら、オリーブ果実から搾った「エキストラバージンオリーブオイル」の使用をうたっているものを使うと良いでしょう。
酸化しにくいエキストラバージンオリーブオイル
酸化のしにくさを示す「酸度」が0.8%以下のものが、エキストラバージンオリーブオイルです。
最近は酸度0.2%以下のものもたくさん出てきていますから、こういったオリーブオイルだったら肌に使っても問題なさそうです。
ただし、食用で購入したオイルは、一度、キャップをあけると酸化が始まります。
キャップを開けてから何週間も経ったオイルを肌に使うのは、おすすめできません。
なお、しっかしりしたオリーブオイルは、空気に触れないようになっているようです。
オリーブオイルの使用量に注意!
オイルは空気に触れると酸化が始まるので、潤いを求める余りにたっぷり使うのは止めましょう。
肌に残ったオイルが酸化するので、元も子もありません。
オイルは薄く伸ばして、余分なぶんは擦らないよう軽く拭き取るのがコツです。
肌への馴染みが良くしっかり保湿してくれるので、少量で充分なのです。
オリーブオイルでもっとうるおうスキンケア!
オリーブオイルのうるおい効果を高めるスキンケアをご存知でしょうか。
洗顔→化粧水→オリーブオイル→化粧水→オリーブオイル、のように、化粧水と化粧水の間にオリーブオイルをはさみ、最後にオリーブオイルで仕上げるというスキンケアです。
より効果的にお肌を整え、うるおいを感じることができます。
いかがでしたか。
ここまで、食用オリーブオイルは肌につけても良いのか、また、オリーブオイルを使ったスキンケア方法をご紹介してきました。
しかし、オリーブオイルならなんでもOKというわけではありません。
一般的には食用、美容用として分けられているオリーブオイルですが、分ける必要がないのは純度の高いエクストラバージンオリーブオイルならではなのです。
オリーブオイルを安易に肌に塗るのではなく、きちんとお肌に良いものを選んで使用し、潤いのあるお肌を手に入れて下さい。
味だけではなく、本物のオリーブオイルの美容効果をぜひお試しください。